あたしってば案外順応性高くない?


まぁ、そんなこともありながら、なんだかんだでヴォルデモート卿のお宅でお世話になることになりました。


目の前にいるお世話役のルシウスとセブルスに、可愛らしくウィンクをしてみました。
あ、もちろん効果音はキラッ!です。銀河の果てまで!!


そのせいかなんだか視線が冷たい。
主に黒髪の方。なんでそんな痛い子見る目してんのあたしは通常よ!


「なんでこうなったかわからないけどよろしくね。ルッシーにセブブ」


「ルッシー…?」


「まさか、我輩は…」


「うん、セブブ!!」


ニッコリ笑って言えば頭を抱える二人。


「なんだよー、二人してさぁ」


そう言えば余計に頭を抱えた。


「まだ名前を聞いていませんでしたな…?」


「あー、そうだねぇ」


いろいろありすぎてすっかり忘れていたよ。


「私はきょんきょーん。異世界から来ましたー」


「「は?」」


…あ、もしかしてあたし墓穴掘った感じ?



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テーマ「人外ファンタジー」
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