あれ、どこかにドアだったの?
「お前はいったい何者なのだ」
逃げないようになのかはわからないが、か弱いヒロイン(ここ重要)にむかって「インカーセレス」はないんじゃないでしょうか。身動きとれない、よ。
勿論、私の背後ではイケメンルシウスがスタンバっている状態です。段々冷静じゃいられなくなってくるよね!
「何者かと聞かれても、普通の女の子です」
「そんなこと見ればわかるであろう」
ズバッと切り捨てるように言われれば、確かにね!としか答えれないよ!
ヴォルデモートのバカ!
「さっきの死の呪文にしろ、現れてからかけている開心術にしろ、何故効かないのか、と聞いているんだ」
「え!もしかして私ったら閉心術が使えちゃってるのかな!」
「…もうお前喋るな。…ルシウス、こいつをどうにかしろ」
「……仰せのままに、我がk「ルシウスにばっか頼むからルッシーが禿げるんだよ!見て、この前面禿になりそうなでこっぱち!」……」
苦労性なルシウスを庇おうと思って言ったのに、彼が心なしか凹んだ気がする。あれ…?
そしてヴォルデモートも軽く哀れんだ顔してる…なんで?
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