語れる言葉は少ないけども
そのあと、ルッシーが部屋を出て行って、今はセブブと二人っきり。
こういうとなんだかロマンチック★だけど、きっとルッシーはヴォルのところに行ってるだけだから、ちょっと微妙。
まあ、ここで真実薬きても構わないんだけどね。
「…それにしても、似合わないね」
「いきなりなんだ」
セブブを見てたら漏れた心の声に反応したセブブ。
ああほんと、似合わない。
「だって、セブブはあんなにマグル交じりの彼女が愛しいのに、こんな、彼女を否定すうようなところにいるなんて。
全く似合わないよ?」
にっこり、最上級の笑顔をプレゼント。
そうすれば、険しい顔が一層険しく…ってあれ。またやらかしたか。
「彼女のことも、知っているのか」
そう、小さく呟く彼は、歳相応で。
普通の少年だった。
「そうだね、何でも知ってるよ。これから待ち受ける君の未来も。勿論、彼女の未来も」
だから、君が苦しむのも、知っているんだ。
だから、こんなにも喋ってしまうのかな。
「…そうか」
一言、そう呟けばまた唇を閉ざすセブブ。
彼の未来を知っていても、もうこれはどうしようもないことなんだけど。
「セブルス、居るか?」
ノックもなしに開いた扉。
え、こいつ誰。って一瞬思ったけど、きょんきょーんちゃんの最強で優秀な脳はしっかり思い出しちゃったもんねー!
「あ?誰だ、この女」
「やだなー、この女だなんて、はじめましてなのに失礼しちゃうなー!こんなにも私はあなたのことを好きなのに!!たとえ君が“人狼”…だったとしてもね?」
やっだー、私ったらかっこいい!!とかちょっと思ったりしたら、もうこれ安定だよね、すっごく怖い顔してるよ、このお兄さん。基、フェンリール・グレイバック。
君がロリコンでショタコンだってことはわかっているのだよ。だから幼い子供ばかりを狙っt「…おい」
「なんなのだよ。いったい」
「…心の声が駄々漏れだったぞ」
「え、嘘!」
セブブの一言にショックを受ける。
まさかそこまで私のネジが緩んでいるだなんて!信じられない!!
← /
戻