週明け
みんなの反応が怖い所ではあるけれど、私は悪くないもんね。
よし
「おはよう〜。」
大きな声でご挨拶すると
「おはよう・・・・・。」
やっぱりみんなの反応がおかしい・・。
そんな時
「のゆちゃん、土方さんのお呼びだよ。」
沖田さんのニヤニヤが気になる所ですが、急ぎ部長室へ向かいました。
「おい、これはどういう事だ。」
部屋に入るなり歳三さんの少し焦った声が響く中、差し出された書状に驚きを隠せなかった。
そこには
風間グループ社長の名の元に山田のゆを寿退社させるとの文字が・・・・。
「ええ〜、何ですかこれ?」
「なんですかじゃねぇよ。おまえいつの間に風間とこんな・・・。」
「知りませんよ・・・こんな約束をするわけないでしょ・・私にはあなたがいるのに。」
「だったらなんで風間がおまえを知ってるんだよ。」
それは・・・
しかたなく昨日の事を話した。
「つまりだ・・・俺がいない事をいいことにおまえは合コンで風間と会い、見染められたってことだな。」
「ごめんなさい・・・私はただみんなとカラオケに行きたかっただけなの。」
「だいたいだな、俺と言う彼氏がありながら何で合コンなんかに行くんだよ。」
「それは・・・歳三さんが二人の事をみんなに内緒にしろって言うから・・・私は未だに彼氏いない歴○年で募集中の看板を下せないでいる・・だから断れるわけがないじゃない。」
「そういう事か・・・だったら・・。」
歳三さんはいきなり私を抱き寄せて首筋にキスマークを付けた。
「なんで〜、こんな所じゃ隠せないよ・・・。」
「ああ、それでいい。ここに入る前には無かったものが付いたんだ・・・これでおまえは誰の者かは一目瞭然だろうからな。」
「でもいいの?会社では隠すって・・。」
「もうそんなことはいい・・・しっかり俺のものだと分からせねぇと、いつ変な奴に横からちょっかい出されるか分からねぇからな。」
嬉しい。
これでやっと給湯室でみんなと同じように惚気られる。
部長室を出た私はみんなから今まで隠していた事を責められて・・・祝福もされました。
(→終わりとお礼)
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