「総司!!」
部所の扉が乱暴に開けられて、一君が姿を現した。
その後ろには平助君と、左之さん。
あぁ、今日は新八さんじゃなくて土方さんが来ちゃったんだ・・・、あーあ、それはちょっと憂鬱。
せっかくいい気分だったのに。
「フロア中に響いてるぞ!」
「一体何したのさ!」
「別に、僕は何もしてないよ。っぷ、あはははっ、ホント、水城ちゃんって面白いよね。」
「・・・人のことからかうのはその辺にしておけ。大事にしたいならきちんとした対応をだなぁ。」
「僕はきちんとしてるつもりだよ。土方さんには言われたくないね。」
「まあまあ、落ち着けって。とにかくだ、あんまり、心臓縮めてやるなって。」
「はいはい、分かってるって。僕は縮めてるつもり無いんだけどね・・・。」
「で、報告書と始末書はどうした。」
はぁ・・・、仕事仕事って、土方さんってば、僕の気分を台無しにするの、本当に上手だよね・・・。
最悪。
最悪だから、水城ちゃんが帰ってきたら、ずっと見つめていてあげよう。
どんな顔してくれるかな、ふふっ、今から楽しみだな。
ハッピーバースデー 水城ちゃん
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