隣人の

第1話 隣人のソロプレイを見てしまいました

夜な夜な激しいエッチの声を聞かされて、我慢しきれずに壁をガンガン叩きまくった結果、壁が崩れて隣人の部屋が見えてしまい、それがAV音のソロプレイだと分かり
フィニッシュを迎えた隣人の顔が、穴を見つけて自分を見つけて、超気まずい


第2話 隣人を殴り飛ばしました

とりあえず、謝りに行き、ダンボールで塞ぐことになったけれど、玄関先から入らない主人公に、隣人が上がれと、と気まずそうに部屋の中へと招き入れようとしているが、相変わらずAV音は流れっぱなし
触るなぁ!!
と、叫びとともに隣人をグーパンチ

第3話 隣人は年下でした

逃げ帰って穴をとりあえずダンボールで塞ぐと、布団を被って寝入る
翌朝、よく眠れなかった寝不足の顔を晒せずにマスクで玄関を出ると、タイミング良く(悪く)隣人も。
ラフな格好に、仕事は?ときくと、まだ大学生だよ!と返され、マウンテンバイクて走りさる隣人
隣人は年下の大学生でした

第4話 隣人はコンビニにも居ました

不動産屋にれんらくすると、状況を確認するから家に入れろと言われ、休みの日まで現状維持
それを知らせなければいけないけど、気まずくて会いたく無い
なのに、帰りのいつも寄るコンビニのレジに隣人が…
悲鳴を上げそうになったが、カウンター越しに口を塞がれ、家を壊して、バイトまでクビにさせるつもりか!?と怒られた
もっともだ…と、しょげながら謝ると、タバコを渡された
いつもこれだろ
と、知られていることにストーカー!?とふたたび怯えると、常連くらい覚えてる!!と怒られた

第5話 隣人のなまえを知りました

寄るコンビニをかえて、週末、不動産屋に来てもらい、補修をする事に
けれど、隣人の許可も必要だかられんらくしておいてと言われる
気まずいが、帰ってきた気配を感じて隣を訪ねる
そこで、名前を知らない事に気付いて聞く
名乗ろうとすると、こちらの名前は知られている上に、コンビニを変えた事をすねた口調で怒られた
隣人がいつもコンビニに寄っている事は知っていた、だから支払明細とかで自然と覚えたと言われる
気持ち悪い!と言うと、怒られた上に、怒鳴りながら名乗られた
隣人の名前を知りました

第6話 隣人の単位が危ないそうです

不動産屋に週末に来てもらい、とりあえず補修の会社の連絡待ちになった
そこから連絡が無いままに2週間、不動産屋に連絡すると、忙しいらしく一ヶ月待ちだと言われた
苛立ちながら部屋に帰ると、隣から叫び声が
あーー、と、うぐっ、とか、またソロプレイかっ!?と、思わずダンボールを外して覗くと、パソコンに向かって股間ではなく頭を抱える隣人
顔を上げた隣人と目がってしまい、気まずさに逃げようとしたが、涙目に魅入られてそのまま見つめていると、
おれ、卒業出来ないかも…
と泣き言

第7話 隣人のお夜食係になってみました

泣きつかれて、自分でも滅多にしない料理で、頭の良くなるレシピを探し、提供してあげる事に
レポートは助けてあげられないから、せめてもの手助けのつもりが、久しぶりに使うガスコンロは埃にまみれていたらしく、燃え上がる、作った事の無いレシピは失敗続き、逆に助けられ気を使われ、こんなんじゃない、私の腕は確かだ!と、ふつうのご飯に切り替えると、
こーゆーのでいいんだってば、やべぇ、超うめぇ!
と喜ばれる
そして、その笑顔にときめいてしまった自分を発見

第8話 隣人と離れ離れになりそうです

やっと不動産屋から連絡があり、次の週末に内装会社の人が見に来ると
いうことになって、この生活も終わりかと、何だか寂しく思っている自分に気づいた
しかし、それを報告すると、良かったーと、満面の笑顔で喜ばれて物凄い不服
そーだよね、彼女呼べ無いし、AV見れないしね!と言うと、彼女なんか居ないって分かって嫌味言ってる?と膨れつらをされる
あのさ、俺が男だって忘れてない?自分からは覗きこんでくるけど、俺からは一回もないでしょう!
そうだね、こんなおばさん見たくないしね!
おばさんなんて思ってねーって!思ってねーから、みちゃ悪いと自制してんだろ!はーもーいーや、学校遅れるから、じゃーな
喧嘩別れみたいな感じ…?

第9話 隣人のソロプレイが私でした

ムシャクシャして早めに帰ると、コンビニには隣人が居ない
まだ学校か?と思って帰って、家を覗き込むと、隣人が背中を向けて肩を揺らしている
泣いている?と思ったら、苦しそうな息遣い
慌てて玄関に回ると、鍵は開いていた
大丈夫!?と扉をあけはなつと、自分の名前を呼びながらフィニッシュ
気まずい空気の中、そっと扉を閉めて家に帰ると、覗かない、と言っていた隣人の怒ったような目
ちょっとこっちに来い!
嫌です、無理です、ごめんなさい!
プライバシーの侵害し過ぎじゃねえの?
ごめんなさい、聞かなかったことにします
きっっ、やっぱり聞いてたんじゃねえか!!
壁を殴って穴を大きくした隣人が、家の中に入り込んでくる
逃げ場を失った主人公が真っ赤な顔で泣きそうになりながら隅で縮こまっているのを見て、覆いかぶさってきた隣人が、
そういう事だから、ぜったい触っちまうから、覗かなかったんだよ、こーなるから…、避けられるのだけは勘弁だったんだけどな…、悪い、壁が直るまで、友達んとこ行くわ、直ったら連絡して
と、しょんぼりと去っていった

第10話 隣人は永遠に隣人

内装業者にみてもらい、壁全部を直すか、老朽化も激しいから建て直したほうが早い、と言われた
立ち会った不動産屋も、それなら建て直してもっと立派なマンションにしよう、と勝手に話し始める
家を失った住人はどうするんだ!?と抗議したけれど、ほかに同じような条件で部屋を提供する、引っ越し代も協力するという話になって、一応納得した
それを隣人にメールで知らせるが、返事はない
直ったら帰ってくるはずの隣人が、もう居なくなると分かって、自分が隣人を好きになっていた事がやっと分かった
引っ越ししても隣人でいてほしいとメールしても、返事はない
しょんぼりと家に帰って、隣人の部屋で膝を抱えてうずくまっていると、玄関が開いて隣人が入ってくる
こんなメールじゃ、意味がわからないんだけど
そうだよね、ごめんね
謝ってほしいんじゃなくてさ、隣に引っ越せって事?
違う、隣にいてほしいの
隣って、どれくらいの距離?
近づいてくる隣人に抱きついて、これくらいの距離、と言うと、ぎゅっと抱きしめられた
じゃあ、一緒に部屋探しする?二人暮らし用に、ちょっと広いところ
頷くと、良かった、絶対嫌われたと思った、良かった…、好きだよ
と、名前を呼ばれた
隣人は、常に隣に座る隣人になりました






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