鬼姫の由来
「おねえさんの話結構面白かったな」
「せやな」
「みんな帰っちまったしヒマだな」
「せやな。ほなもうアタシらも帰ろうや」
先程までおねえさんに豆知識ショーを再びやって貰っていたのだが、用があったらしく帰ってしまった。
―――「豊臣秀吉や徳川家康に「右目はどうしたのか?」と聞かれた政宗は「木から落ちたとき右目が出てきてしまったが、あまりに美味しそうだったので食べてしまった」と語っているそうよ。片倉景綱が容貌を悪くしていた右目を短刀で摘出したという逸話もあるわね」
伊達政宗の有名な話だ。
「んじゃまあ帰るか」
『そういえば、』
「ん?どうしたスイッチ」
『鬼姫、』
「あ?なんやねんいきなり」
『伊達政宗の母親、義姫も鬼姫と呼ばれていたらしいぞ』
「…じゃあ何?お前のあだ名そこから来てんの?」
「知らんわそんなもん」
「歴史好きなヤツでもいたのか」
「そんなん偶然やろ。たまたま名前と被っただけや。もうええからはよ帰ろうや」
「…そうだな」
「ほれ、スイッチも帰る準備しぃや」
『…ああ』
鬼姫の由来
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