てをつないで


藤崎が二人を追い掛けて行ったのを少し心配しながら、小さくなったままの丹生と浅雛を連れて学校に戻るところだった。

「帰るぞ」

二人の手をしっかりと握り歩き出そうと足を出せば、ふと重みを感じた。

「椿くんの足の上に乗れば歩かずに学校まで行けるな」

「それは楽しそうですわ」

「昔父親によくやって貰った」

「二人して足に乗るんじゃない!あと浅雛はわざと爪先に乗ってるだろう!」

「こんなことで怒るようじゃ立派な父親になれないぞ。ほら、歩け」


ボクは何故命令されてるんだ。
む、なかなか腕と足にくるな…


「もっと早く歩け」

「無茶言うな!」






[end]

妹をよく足に乗せて歩いてたんですが、昔のことなので忘れましたが、
これ結構疲れた気がします。

さすがに2人は難しいでしょうね。
1人だったら自分の前にくるんですが、二人だと横かな?
よく分かりませんね、さーせん!




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