夏休みの始まり


「よっしゃー!」

「明日から夏休みやー!」

「うおー!オレ何しよっかなー!昼まで寝るのは当たり前だよな!あ、あとアイスも買い込んどかねーと!お前知ってるか?この間コンビニ限定の新しいアイス出たんだぞ!あれめちゃくちゃウマいんだよなー!」

「お前外出る気皆無やな」

『オレは溜まっているアニメを消化するぞ!』

「お前もか!なんやねんお前ら!外出ろや!」

「嫌だよあっちーし」

『そうだそうだ!』

「イヤやそんなん!どっか行こうや!」

「どっかってどこだよ」

「海とかプールとかお祭りとか…夏休みって普通そういうとこ行くやろ」

「まあ、室内プールとか夜のお祭りだったらいいかもな」

「お前どんだけ暑いのイヤやねん」

「暑いの好きとか言うヤツ普通いねーよ!」

「アンタのは異常や!もっと高校生らしくどっか出掛けろや!」

「高校生だってカラオケとかゲーセンとかしか行かねーよ」

「ほな小学生に混ざってセミでも捕まえてこい」

「嫌だよ!おしっこ掛けられるだろ!」

「ほんなら山でカブトムシ捕まえてこい」

「お前なんでそんなにオレを外に出したがるんだ!オカンか!」

「誰がオカンやねん!大体お前スケット団はええんか?」

「何が?」

「夏休みは休業するんか?」

「おお…それはまあ…明日考えようぜ」

「明日もう夏休みやぞ」

「そうだった…じゃあ、明日駅前のファミレスに1時集合!スケット団の夏の予定を立てる!」

「なんや嫌な予感しかせえへんぞ…」

「遅刻したら罰金だからな!」

「それお前が遅刻するオチちゃう…?」

「スイッチもちゃんと来るんだぞ!」

『明日は秋葉原に行く予定が…』

「ねーだろ!とにかく明日!昼1時だからな!」

「こいつなんでこんな張り切っとんねん」





夏休みの始まり





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