~2012.03.07



卒業式が終わり、下校時刻にも関わらず皆談笑を続けていた。


「安形ー」

「おほっ!?どうしたミチル!」

後ろからやってきたミチルは随分寒そうな格好だった。
中に着ているシャツのボタンは恐らく女子の手によって全て無くなっていて
更にそのシャツの中に着ていたTシャツがチラッと見えた。

「お前それ、」

「ブレザーは死守したんだけどね」

「じゃなくてよ、Tシャツ…」

「ん?ああ、下駄箱に入ってた」

ミチルが着ていたのは、椿が作ったであろうTシャツだった。

「『美男』て…」

「これを着こなせてこそのオレでしょ」

「ブレザー脱いだらぜってえ似合わねーだろうな」

「じゃあ安形シャツ貸せよ」

「やだよ」

「脱げ」

「脱がねえよ?つか寧ろお前が脱げ」

「安形サイテー」

「野球拳か北斗の拳どっちがいい?」

「いやワケ分かんないし」

「じゃあ、じゃんけんで負けたら服を脱ぐゲーム」

「野球拳だろ!そんなことなら北斗の拳選ぶよ!どうなるか知らないけど」

「脱ぐことになるな」

「結局か!」

「最初はグー、」

「やらないよ!?」







野球拳のくだりはパロですね(笑)





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