~2011.12.25



「昨日夜駅前通ったらイルミネーションスゴかったぞ!」

『すっかりクリスマスモードだな』

「なあ、せっかくやし部室もクリスマスっぽくせえへん?」

「別によくね?何、なんか飾ったりすんの?」

「ツリーとかどうや!?アタシな、小さい頃めっちゃオーナメント集めててん!」

「オーナメントって何?」

『ツリーの飾りだ』

「ツリー置く場所無くね?」

「小さいのやったらいけるやろ!」

「誰が用意すんだ?」

「…」

『…』

「…ねえの?」

「うちは今飾っとるやつしかないしなぁ…スイッチは?」

『…昔飾っていたものなら多分倉庫の奥にあるが小さくはないぞ』

「んじゃ、ツリーは無しっつーことで」

「ええーイヤやーツリー欲しいー」

「んなこと言ったって無いんならしょうがねーだろ。もういっそのこと外の木にしとけ」

「せや、買ったらええんちゃう?」

「誰が?」

「そこは部長やろ」

「そんなもんに金使うくらいだったらゲームソフトの一本でも買うっつーの」

『作ったらどうだ』

「それやー!!」

「誰が作んだよ」

「ボッスンに決まっとるやろ」

「何で作んの?折り紙?折り紙だったらさっきツリー作ったぞ。ほら」

「キャー!ごっつ可愛い!ちゃんと立体やし、凄いなアンタ!」

「これでツリーの問題は解決だな」

「んなわけないやろ!アホやろアンタ。どやって飾り付けすんねん」

「じゃあ何で作んだよ」

「…」

『…』

「やっぱ買うしかないんちゃう?」

「だから金無駄だっつってんだろ」

「誰かツリー持ってここに駆け込んでけえへんのかいな」

「どんな依頼があってツリー抱えてくんだよ」

「ツリー屋さんの息子がツリー売りに来たとか」

「ツリー屋さんってなんだよ!もうお前諦めろよ」

「ええーだってなあ…」

『オーナメントが飾りたいだけならツリーじゃなくていいんじゃないか?』

「じゃあ何にすんの?」

『ここだ』

「ここってどこやねん」

『部室だ』

「…おお!ええやん!さすがスイッチや!」

「オレにもやらせろよ」

「結局アンタもやりたいんやないか」

「お前にやらせるとどうなるか分かんねーからな。オレが仕上げる」

『オレはサンタコスのフィギュアを置くぞ』

「それはやめとけ」






[end]


中途半端ですいません




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