~2011.12.07



「部室の机こたつにしよーぜ」

「ええなあそれ!」

『それは無理だろう』

「なんでだよ」

『狭い部室が更に狭くなる』

「ええー」

『畳の上に置くのなら文句は言わないが』

「…」

「無理やな」

「じゃあ布団置かねーか?」

『布団を巻き付けて藤和エリオコスか』

「知らねーよ!ちげーよ!暖房だけじゃ足まであったかくなんねーからだ!」

「アンタが靴下履けばええんちゃう?」

「そういう問題じゃねえ!」

「まあ靴下履いとってもたまに寒いけどなあ」

『オレは平気だ』

「スイッチが一番冷え性っぽいのに大丈夫なんか」

『何故なら靴下用カイロを貼っているからだ』

「ズルいぞスイッチ!」

『背中にも貼ってあるぞ。あとは貼らないカイロを2つ』

「どんっだけやねん!」

『寧ろ暑いくらいだ』

「そりゃそうだろうよ!まだ秋だかんな!」

『先取りしてみた』

「先取りし過ぎだろ」

『仕方ない、このカイロをお裾分けしよう』

「いやいらねーよ」






[end]




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