∵ consultation

椿と浅雛





「丹生は?」
「ミモリンは日直だ」
「ああ、そうだったな…」

「ミモリンに何か用でもあるのか?」
「いや、別に用はないんだが…」
「……」
「……」

「そういえば明日はミモリンの誕生日だな」
「え、ああ」
「椿くんはプレゼント何にしたんだ?」
「ボクはまだ…浅雛は何をプレゼントするんだ?」
「関係ないだろう」
「浅雛から聞いてきたんじゃないか!」
「聞きたかったのは椿くんの方だろう」
「む…だったら教えてくれてもいいだろう!」

「……」
「……」
「…私とお揃いのキーホルダーとぬいぐるみだ」
「そうか。宇佐見は何をプレゼントするか知っているか?」
「知らない」
「うむ…」
「プレゼントが決まらないのなら私にいい案がある」
「本当か!?」
「ついてこい」





「浅雛、」
「ここで相談しろ」
「いや、やはり自分で考える」
「考えられるのか?」

「……」
「……」
「…行ってくる」



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2012.05.20
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