∵ デート中ずっと悩め

安椿





「カップルと家族連ればっかだな」

「安形さんは水族館、よく来るんですか?」
「ん?」
「ボク、小学校の遠足で来て以来なんです」
「そうか」

「やっぱりその、所謂恋人と、来たりするんですか?」
「だったら?」

本当は俺だって水族館なんて久しぶりだ。多分最後に来たのは、サーヤとだろう。

「いや、そうだったら何故ボクといるのかと思いまして」
「なんでか知りたいか?」
「ええ」
「考えろ」



デート中ずっと悩め

2011.12.16

( prev : top : next )
「#甘甘」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -