∵ 第一印象

馴れ馴れしいねん。気安く話しかけてくんな、向こう行け

ポップマンの帽子を持った彼女はそう言った。
それがファーストコンタクト。

その日は上手く髪が決まらなくて、
いや、それはほぼ毎日のような気もするが
とにかく、ファーストコンタクトはわりと嫌な感じだった。



「スイッチは?ボッスンの第一印象」
『愚民グミ持ってオレにぶつかってきたチンピラだ』
「なんで!?何その漫画とかによくいるギャップのあるチンピラ!オレそんなだった!?」
「アンタ実は元ヤンだったんか!」
『おかげで右肩を負傷した』
「ホンマ可哀想になー」
『全治一ヶ月だ』
「ちょお病院代出して貰え!」
「ちょっと!オレの印象どんだけ悪いんだよ!んで、その手は何!?」
「病院代やん」
『新作のフィギュア代』
「なんだよ!別のもん買おうとしてんじゃねえか!」
「それでペロキャン買うねん」
「だーかーら!」
『そんなに金を出すのが嫌なら』
「土下座でもして貰おうか?ああん?」
「お前らの方がチンピラじゃねえか!!」




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ネタ:カッコ悪い I LOVE YOU!
なんか色々逸れた。



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