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「ガイ、アイツら、何やってるんだ?」



俺はふと目に入ったナタリア達の行動が気になり、ガイに訪ねる。



「ああ、あれは浅瀬で……あああ!!あの魚の尾には毒が!それに触るな二人とも…っ!!



何やら一人で叫び始めたガイは、レスキュー本能が目覚めたらしく。


俺には到底付いて行けない速さで、ナタリア達の元へ泳いで行ってしまった。


残された俺とティアは暫し呆然とする。



「…行っちゃったわね。」


「ああ……」


「まぁ、ガイは海についても詳しそうだし…私達は私達で楽しみましょうか。」


「そうだな…って、…二人で、か?」


「…そう、だけど…嫌なの?」


「ぜ、全然!そう言う意味じゃなくて……!」



別の意味で取られてしまったのか、困ったように問い返して来たティアに慌てて返した。


ただ、二人と言う状況が久しぶりで。


やはり、気恥ずかしさを感じただけなのだが。



「…分かってるわ。冗談よ。」


「…なんだよ……」



安堵の息を吐くと、思わず笑ってしまった。


それに笑い返してくれるティアの存在が、安心出来た。





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