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X'mas illumination(京天:裏)
何だろう…重い、寝苦しい……
「う……ん?」
「……あ、起きた」
「…天馬?どうした??」
寝苦しさに目を覚ますと、俺の上には天馬が居た。
「どうしたのじゃないだろ。今日をいつだと思っているの!」
「…??いつって…12月25に…あ…」
「驚きたいのは此方だよ!!」
すっかり忘れてた。なんて言ったら何されるか分からないから言わないでおこう。
「…悪い、つい眠たくなって…」
「いつまでも来ないから心配してたんだぞ!!なのにお前は呑気に寝ていたのか!……全く、連れて行ってくれるって言ったのは剣城なのに…」
頬を膨らませムッとした顔をする天馬。
正直可愛い。
「悪かった、だからほら…」
「ん……」
頬に軽くキスをすると、天馬は機嫌を直してくれたようで、急いで着替えている俺の腕を引き玄関を飛び出した。