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「剣城、あっ、いゃ…」

「挑発したのはそっちだろ?そんなに恥ずかしいなら無理しなきゃ良いのにな」

「……の」

「あ?」

「……寒ければ寒い程、剣城の体温を感じやすいだろ…??」













ああ、馬鹿なのか。












「…つる……ぎ、っひぁンッ!」

「あそこまで言ったんだからちゃんと体温で温まれよ」

「ひっ!!動かしちゃ…っ、まだダメ!」


静寂に包まれたこの空間に天馬の甲高い嬌声はよく響く。
幸い、此処は人通りが少ないので誰かに目撃。なんて事は無いだろう…滅多な事が無い限り。


「…ケツん中掻き乱されて善がってんのかよ」

「あ…ぁ、ぐじゅぐじゅしちゃ壊れちゃっ!!」

「……壊れてろ」


奥まで指突っ込んで弄んでやれば、天馬はダメダメ言いながらも艶っぽい声を出す。
そんな様子を見ていると、無意識に口が吊り上がるのが自分でもよく分かる。
どうやら、俺は天馬を苛めるのが好きなようだ。


「ァァァ……、らめ!あっ、ぁふ…」

「…天馬、もう良いだろ…??」


ぐちゃぐちゃと厭らしい水音に酔った天馬が然り気無く腰を揺らしているのに気付き、耳元でそう囁いてやれば奴はコクコクと首を縦に振った。


「途中で抜けとか、言うなよ?」





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