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  後書き


勿忘草あとがき


この度は『勿忘草の栞』をお読み下さりありがとうございました。
全20話という短めなストーリーでしたが、如何でしたでしょうか。

今回に限ったことではないのですが、私が書く夢小説、名前変換小説は夢主を物語の中心で書いているわけではないので感情移入とかは出来なかったと思うのですが、物語の登場人物としては馴染めてるように尽力したのですが如何でしたでしょうか?(そうでもない?)

しかも今回は、主人公を伊作にし、夢主を客観的に書こうという感情移入もへったくれもない作品となりました。
たまにはこういうのもいいかな、と思ったり。
でも暫く書きたくないなあ、その時夢主が何を思っていたかとか、何を思って忍たまたちと接していたかとかを書けないので……。
一人の思考や感情しか書けないのが欠点ですね、キャラ視点というのは。


今回の小説のテーマは「社会的な死」でした。
ちょっと重いテーマです。
あと、室町時代なので欧米の合理主義なんてものはまだ日本に入ってきていない時代だったと思うので(たぶん)、「幽霊がいると思えばいる、妖怪がいると思えばいる」といったような超常現象を神学的に捉えていた社会背景(?)もサブテーマとして入れました。

細かい設定だとか裏話などは前にもお知らせしたように、小ネタの方で書きたいと思います。
宜しければそちらもご覧頂けると嬉しいです。

では、長くなりましたが後書きを終わりたいと思います。
永らくの間、まことにありがとうございました。

誤字脱字報告、感想等よろしくお願いいたします。

2013/12/02
柳 飛瑠


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テーマ「人外ファンタジー」
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