neta | ナノ
 
「あのさあカズ」
「んー」
「何かさあ」
「んー」
「日に日にかっこよくなってない?」
「は?俺?」
「ちげーよ自惚れんな。バンに決まってるでしょ」
「そうかぁ?」
「いや本当、男らしくなったというか、妙に落ち着きがあるというか」
「分かるような分からないような…」
「前はさ、私が荷物持ってたらにこにこ笑いながら半分持ってくれてたのに、今じゃあこう、何か、含み笑い?違うな。イメージとしてはジンくんみたいな、そういう笑顔で謎の色気を放ちながら全部持ってくれるようになってさ」
「お前ぼけっとしてるふりして色々考えてたんだな」
「どういうこっちゃ?」
「いーや別に。気にすんな」

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