neta | ナノ
 
「あ、夏目くんおはよう。はい、コレ」
「えっ、ああ、おはよう…えっ?」
「昨日誕生日だったんでしょ?たっきーに聞いたの」
「はあ、タキに…」
「うん」
「…あっ、えと、ありが、とう」
「うん」
「(……あんまり話したことないのに、わざわざ用意してくれたのか…嬉しいというか、恥ずかしいというか)」
「じゃあ、私帰るね」
「ああ、…………えっ!?」
「実は風邪ひいてたのです」
「ええええ、なん、なんでっ」
「夏目くんにこれ渡そうって思ってねー。手作りだから早めに食べてね。カップケーキ」
「え、あ」
「じゃねー」
「……えええ…」

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -