名も無きモブが出てきます




「んん…ねむ…」
「眠いね…」
「何かもお…何だろうね…ゲームって怖いね、ヒロ…」
「………あっごめん、意識飛んでた…」
「…何の話だっけか」
「まあいいか…」
「一時間目なんだっけ…」
「さんすう…？」
「算数？算数……すうがくじゃね？」
「あー…うん…」
「数学か…」
「……………ふあ、あ」
「ヒロぉ、あくびしないでよお…うつる…んあぁ」
「……あっごめん音楽だった気がする…」
「んー…ああ…一時間目音楽なのは月曜だよ…」
「今日…月曜だった気がするんだけど…」
「…そうだっけ」
「あれっ火曜かな…」
「うわっ、お前ら目の下ヒッデェな」
「あ、おはよぉー…」
「おはよ…ございま……んあぁ…」
「あくびやめれ…」
「お前ら昨日何時に寝たんだよ…」
「…寝たっけ…？」
「寝てなかった気がする…」
「うん…ちょっとアレ…ヒロんちでゲーム大会してて…多分寝てない…」
「うっわーアホ共が…つか一晩中一緒だったのかよ」
「はい…一晩中二人で…襲いかかるモンスターをなぎ倒し…」
「いやそうじゃなくてだな」
「？」
「？」
「…何かなかったわけ？」
「何かってなによお…あっクエストの報酬ならたんまり…」
「そうじゃねえよ！ほら、こう、…な？」
「ああ、そういうことですか…うん…はい…復活の書の補充もやっておきましたよぉ…」
「えーヒロありがと…んん…保健室…寝る…」
「じゃあ僕も…」
「(…恐ろしいくらいピンクな気配を感じないコンビだな…)」