neta | ナノ
 
灰原ユウヤさん。何だかよく分からない人だ。暗い目と長い髪、一見陰気でどこか作り物くさいけど、どうやらそうでもないらしい。普段の表情はヒロくん程ではないがジンさんと比べたらにこやかな方で、何かあると眉間にしわを寄せたり苦笑いしたりとコロコロ変わる。普通に人間らしい仕草もする。ふむ。

「…面白い」
「何が?」
「ひぁいっ、あ、ゆ、」

ユウヤさんご本人登場。首をかしげてぱちくりと瞬きをしている。

「いいいいえ、別にその、お気になさらず!」
「そう?」

にこ、と微笑よりもちょっと深めの笑み。おお、なんだ、なんだか、何と言えば伝わるだろう。すごく変な気持ちだ。

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -