遊び




【条件:昼の高架下、寄り添う、半袖】

昼の高架下は意外と涼しく半袖だとちょうどよい。隣いた連れはコクンと頭を寄せた。肩を揺さぶったが起きない。わざとだろう。寄り添った部分だけが熱をもっている。ガタンガタンという効果音が心地よく身体に入り、いつの間にか私も寝ていた。



【チェス、金星、一人】
何故たまたま通りかかった神社で猫に呼び止められ、チェスをしているのだろうか。おそらくこの猫が私と同レベルなほど強く格好の練習相手だったからだということにしたい。「ほう、金星がもうでているな」猫がふと顔を上げる。「え」猫が向ける視線をみるとよく光る金星があった。すると現実が一気に襲う。帰らねば。姿勢を直すと先ほどまでいた猫はいなかった。一人神社で座っていた。



【近未来、ケータイ、ホスト】
20XX年、地球は何回回ったかなんか分かるもんかと昔を語るTVに向かって言った。するとケータイが鳴った。見知らぬ電話番号だったが、暇だからつい出たのが悪かったとあとで頭を抱えて後悔した。「こんにちは出張ホストクラブのセンチメンタルです☆」









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テーマ「人外ファンタジー」
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