暗転【バンガゼ】






どこへ行くんだ。ガゼル。
ちゃんと聞こえてんのか?なあ!?

逆さまに落ちた世界で君を助けるために
君と同じ宇宙人。
気分は常に胸糞悪い。

君が負けたときの顔に少しそそられた。
その顔をオレがグチャグチャにしたい。

ずっと君を見ていたい。
叶わないのが悔しくて、ボールを爆破させて君を傷付けて…。


「なあ…好きなんだよ、分かってくれよ…」
オレが泣いて君の上にいる。
「バーン。お前は間違っている」

なんでそんな冷たい目で拒む。悔しい。



冷たい唇がオレの唇に触れたから、宇宙人になってよかったと思った。




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