分かった?【ひいあい】



※付き合ってない
お題「君の悪いようにはしないから」




 
「藍良、してみてもいいかい」
「いや、それはちょっと……」
「でもこれが藍良のいう“ラブい”ということだろう?なら僕は知りたいんだ」
一彩はジリジリと藍良に迫ってきて、背中が壁についてしまいもう駄目だとギュッと目を瞑った。
「藍良の悪いようにはしないから」
耳元に囁かれてブルッと震えた。ドキドキとしてもう口から心臓から吐きそうだった。
その状態が1分続いても何もしてこなかった。藍良がどうしたんだろうと目を開けると照れた顔をした一彩が固まっていた。
「ヒロくん?」
「ーーーーこれはなかなか恥ずかしいことなんだね」
「ッッ!!もう!おれだってこの状態ずっと恥ずかしいよ!でもでも!」
藍良は耐えかねずつま先立ちして、自分から一彩のほっぺにキスをした。
「……ラブい感じた?」
さっきより真っ赤になった一彩をみて少し嬉しくなった。




20211028 





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