不安【いつ純】



※付き合ってます。
お題「来て、来ないで、やっぱり来て」



純哉くんと付き合えることになった。初めは夢だと思って何度も確かめたくて、キスしていいかと毎回確認した。
「……別に事前に言わなくていい」
照れた顔を隠しながら純哉がいうので、余計に好きになってしまう。本当に現実なのだろうか。いつきはキスの甘さに純哉の本当を求めてしまう。
「お前、本当にオレのことが好きだな」
純哉に頬を触られてその手に触れて涙が出そうになる。
そうなんですよ、オレは純哉くんが好きで不安なんです。
そんな気持ちを察したのか純哉は軽く唇に触れてから、ニコリと笑った。
「迷いながらもオレのことをずっと諦めずにいたんだもんな。ごめんな、不安にさせて。ちゃんとここにいるから」
優しい笑顔にいつきは夢じゃないと何度も自分に言い聞かせてありがとうございますと一粒涙を落とした。



20211002




prev next








×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -