傍にいるには【奏純】






※付き合ってますし表現はないですが事後です。
お題「来世も恋人がいい」



 
「ずーっと一緒がいいな」
奏は身体を向けてこちらに幸せそうな顔をしている。何にも考えていない、無邪気な笑顔はさっきまで見せていた色気はどこへやらだ。
足を伸ばして奏の足に触って絡ませるようにする。奏はそれに応えるようにとあちらも絡ませてくる。疲れたあとだからただこれだけしか出来ない。それでも満足した思いになる。
何も言わずにいると、奏は続けて話していく。
「来年も再来年も……命が尽きて生まれ変わっても純哉くんの傍に居たい。ダメ……かな?」 
触れられた頬が何のせいで、いつから赤いか分からないし、奏はオレの返事は分かってるはずだ。
「そんな願うだけにはオレはならない。叶えたいなら自分で叶えるし、オレは……来世でもお前を見つけて会いにいくさ」
頬にある奏の手とそっと重ねると、えへへと赤くなってはにかむ姿が愛おしくて仕方ない。
ずっと一緒にいたいから、きっとこれからも沢山考えて二人で生きていく。




20210823




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