愛しい写真に【円グラ】
はっきりとした言葉でその気持ちが本当かと尋ねられた。
全く君には敵わないな。
「本当だとも」
こっそり撮った写真の守に答える。
「君への想いは一つ足りとも嘘はないさ」
笑う顔もあの時オレを傷つけた顔も全てが愛しい。
「なのになんでこんなに伝わらないんだろうね」
ポタリと写真の上に出てきた涙が落ちた。
それを写真の守の口へと移動させ食べさせる。
濁った水滴はつるりと滑るだけだった。
prev
next
×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -