10年経ちました【アツシロ】





記憶は未だ鮮明で
10年も経っていなくて
そこから動けなくて
いつも僕と一緒だった
あの時君が僕に教えてくれたことは
残酷で現実で願いだった
叶えられるのは兄ちゃんだけだとか
言われたら叶えてやるのが兄ちゃんの使命

怖かった
一番隣に居てくれた君が消えたこと
周りに仲間が居るから
立てるけれどあるけれど
ずっとこの不安はなくならないよ
この不安は永遠に続くと思う

でもこれはアツヤが大切だったという証拠なんだよ
だから僕が泣いていても
心配しないでね
仲間もいるしまた立ち上がるから

忘れないから
忘れないから
マフラーとともに…




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