会話文【照美とアツヤ】



2期照美とアツヤ




「いつも君はうだうだしているね」

「神様に僕の気持ち分かってたまるか」

「そんなこというとお兄ちゃん助けないよ」

「!!」

「嘘だよ」

「…神様っていじわるなんだね」

「ふふっ、そうだよ。だって君のことを死なせてもう片方は生き残らせた。双子を別れさせるって実に悲劇じゃない?」

「…………」

「僕ね、それでもよかったんじゃないかな」


「どうしてそんなこと言うんだっ!!ふざけんなっ!!オレらこんなに辛い思いしているのによかったとか…!」


「二人とも生きていることがそりゃ一番だよ。でもね、どちらとも死んじゃったら僕と吹雪君は出会えなかった。雷門イレブンや白恋の人たちが君たちをこんなに思ってくれる人もいなかった。そしてね、これが重要。君たちがこんなに互いを必要としていたか分からなかった」


「…なあ、そろそろアイツのもとに帰れよ」

「そうだね、吹雪君が待っているしね」


「あ、そうそう泣くなら僕の胸貸してあげるよ」

「ウルセェ!!ひっく…うぅ…なあ…オレと士郎どっちが好きだ?」

「吹雪君」

「どっちも吹雪だろっ!」

「そうどっちも吹雪君。君たちは二人で吹雪君でもある。さあ、一緒にいこう」

「え?どこに?」

「吹雪君のところにだよ。君は帰りたくないかい?」

「かえりたい…すごくアイツのもとへ」

「うん、僕もだ。早く吹雪君を元気したい」


「神様は意外と優しいね」

「それは嘘だね」







だって僕は…




君を本気で好きになってしまったから




20111109
雷門照美吹雪

元拍手文でした。随分長い間置いていたね…。

201304030




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