貴様は私が【ガゼバン】



バンッと私の後ろのロッカーを蹴る


「なあ、グランと何話した?」


ぞくりとする、バーンの視線が冷たくないのは知ってる


「私が何を話そうと勝手だろう、貴様には関係ない」

まっすぐにバーンを睨み返す



「ふざけんなっ!」


髪を捕まれバーンの顔が近くなりキスをする、長く、私が苦しくなろうとも押さえられ、さらには血の味までする



これはバーンが私を愛している証拠だ



私はそう思ってる


彼は寂しいのだ


彼の最初の頃の記憶は灰になった



またいつ灰となるのか
それが怖くてたまらないのだろう?



私はそうさせない





だから、




「大丈夫だ、いつまでも好きだから…」



そう呟けるので精一杯で



意識は遠のいていった











prev next








×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -