君は差し出される手を振り払い、独りで生きていこうとするだろう。
 だが物好きはいるものさ。君が拒絶しようと、君が必要としなかろうと、寄り添い歩く者もいるだろう。それでも、君の進む道はきっと孤独だ。
 別れが悲しく寂しいわけではない。だから、君は自由にいくと良い。
 ――広い世界でただ独り、全てを得た王として。誇り高く、君のままで。

ふたりぼっちの王と剣-終


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