関わったらおしまい(2)

次の日










「尾形さんに突撃!!…グボァ!!」






野鳥を射撃している尾形さんに突撃しようとタックルを決めようとしたらスルリと華麗に避けられ木に激突した









そのまた次の日





「尾形さーん…おわっ……とと……グエッ!!」

前を歩いている尾形さんに追いつこうと走っていたら小石に躓いて転んでしまった

………てっきり助けてくれるなんて思ってもいないんですけどね











そしてまた次の日




「二度目の挑戦という奴です……って!!だから早ッッッッ!!」


また御飯時を狙って隣に座ろうとしたら今度は前よりも早く立ち上がって距離を置かれた

















「綾香さん!?!?もうちょっかいかけないって言っていたよね!?」

「えへへ つい」

「ついって………」

崩れ落ちるように落ち込む杉元さん

「だってどうしても仲良くなりたいですもの!」

「綾香ちゃん よく折れないねぇ…」

「えへん!それだけが取り柄です!」

「私も見習いものだな!」

少し呆れ気味で見つめる白石さんと目を輝かされるアシリパさん

「け……けど…流石にもうしないかも…しれません…杉元さんがあの調子ですし…」

「綾香さんに嘘つかれた……」

「わーっ!ごめんなさい!本当!!もうしませんよ!!尾形さんには関わりませんって!」

「…本当?」

「えぇ!勿論!本当ですよ!」

杉元さんの頭をよしよししながら言い張る

「もう嘘つかないでね綾香さん…」

「うん!付かない!」

目元に少し涙を浮かべて私を見つめる杉元さんを優しくギュッと抱きしめる

そんな私達の遠くでコソコソと話すアシリパさんと白石さん









「杉元って子供みたいだな」

「杉元はいつもあんな感じだぞ?」



















…杉元さんが予想以上にショック受けていたけど……まぁ流石にこれでラストにしよう


これ以上やると杉元さんも暴走してしまうかもしれないし…


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