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新しい必殺技



男鹿「必殺技が欲しい」

葵 「え?突然何?」

男鹿「俺も必殺技が欲しいんだ」

葵 「魔王の咆哮があるじゃない。魔王の烙印にスーパーミルクタイムだって」

男鹿「飽きちゃったてへぺろ」

葵 「おい」

男鹿「だから今日は強力でかっちょいい新必殺技を考案しようと思う。邦枝、手伝え」

葵 「話があるからって来てみればそんな事!?冗談じゃないわよ、古市とやってなさい!」

男鹿「おまっ、元はといえばおめーが悪いんだぞ!主人公の俺を差し置いてあんなにたくさん必殺技持ってやがるから!しかもネーミングが生かしてるし!」

葵 「し、知らないわよ!田○先生に言って!」

男鹿「前置きは置いといてだな。今日は俺なりに色々アイデアを考えて来たんだぜ」

葵 「ちょ、誰もやるとは……」

男鹿「最初のアイデアはこれだ!『バ○ウ・ザ○ルガ』!!」

葵 「ちょっと待ちなさいコラ」

男鹿「バ○ウ・ザ○ルガとはベル坊の魔力をどーたらこーたらする事で巨大な電撃の龍を召喚し、相手にぶつける技d」

葵 「待ちなさいっての!何丸パクリしようとしてんの!?ちょっと昔の漫画だからって気付かれないとでも思った!?バッシング浴びるわよ!作者が!!」

男鹿「ちっ、ばれたか」

葵 「パクリはいけない事なの!著作権侵害と言って、他人に所有権のある事柄を正当な権原を有しない第三者によって行われる事は……!」

男鹿「じゃあ次行きます」

葵 「あ、まだ説教は終わって……!」

男鹿「次のアイデアはこれ!『魔王の咆哮(まおうのほうこう)』!!」

葵 「…………」

男鹿「魔王の咆哮とは、ベル坊の魔力をどーたらこーたらして、俺が口の中から凄まじい電撃のビームっぽいのを放つ技d」

葵 「火竜の咆哮!みたいに?」

男鹿「そう、それそれ。あ、でも電撃だから雷竜の咆哮の方が……あ」

葵 「認めたわね!性懲りもなくまたパクリに走った事を認めたわね!しかも魔王の咆哮(ゼブルブラスト)と被っちゃってるし!」

男鹿「うるせー!分かったよ、間を取って雷と炎……雷炎王の咆哮!とかは」

葵 「それ以上言ったら警察に突き出す」

男鹿「くそぅ、焔王のガキとの合わせ技で行けると思ったのに。まぁいいや、次」

葵 「まだあるの?次パクリだったらどうなるか分かってんでしょうね」

男鹿「3つ目のアイデアはこれだ!『最後のゼブルブラスト』!!」

葵 「……おい」

男鹿「最後のゼブルブラストとはベル坊の魔力をどーたらこーたらして、俺自身がゼブルブラストになる事で」

葵 「おいコラ」

男鹿「決め台詞はこう。『俺自身が……魔王になる事だ』」

葵 「おいコラ男鹿辰巳」

男鹿「しかしその圧倒的な力の代償に俺は悪魔の力を……ベル坊との絆を失ってしまう。果たして俺はベル坊との絆を取り戻せるのか!?次回より新章・魔王の父親消失へn」

葵 「百華乱れ桜ァァァァ!!!」

男鹿「ぎゃふんっ!」

葵 「アンタ、パクる事しか能がない訳!?さっきから何なの!?どこのガッ○!?どこのフェア○ーテイル!?どこのBLEA○H!!?終いには技を通り越して展開までパクッテんじゃないの!」

男鹿「ちょ、邦枝さん、乱れ桜は、やめ、やめてっ!!」

葵 「教えてあげるわよ!必殺技ってのはこういうのを言うの!ほら、ほらほら!」

男鹿「おっふ!わ、分かったよ!それじゃあ百歩譲って螺旋丸ならぬ魔王丸っていうのは」

葵 「いい加減にしろぉぉぉぉ!!」

男鹿「ぐわしっ!!」











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