過去拍手 | ナノ






君は何フェチ?



エレン「突然だが言わなくちゃいけねぇ事がある。実は俺、脚フェチなんだ」

アルミン「へぇ」

ジャン「ほぉ」

ライナー「ふぅん」

ベルトル「あぁ」

エレン「……何だお前等、反応薄いな。鈍感・天然・無神経の三連コンボが常識なイェーガー君の口から脚フェチっていう衝撃的な言葉が飛び出したんだぞ!?」

ライナー「いや、知ってるぞ」

アルミン「あんなに毎日アニの脚をガン見しておいてねぇ」

ベルトル「対人格闘の訓練の時なんかスゴイよね。はぁはぁ息がこっちまで聞こえてくる」

エレン「だってあれ、やばいんだぜ?この前の訓練で寝技掛けられた時なんか、アニの引き締まってるけど程良い弾力のある太腿が俺の顔面を……はぁんっ」

ジャン「キモいわ、死ね」

エレン「何だとアヘ面が!」

ジャン「アヘ面じゃねぇよ!馬面だ!」

アルミン(あ、認めた)

ジャン「それはさておき、実を言うと俺は髪フェチなんだ」

エレン「嘘こけ」

ジャン「はぁぁぁぁっ!?おまっ、俺がミカサのあの美しい黒髪を想い、何度眠れぬ夜を過ごしたか知ってんのか!?」

ベルトル「ジャンは髪フェチじゃなくて腹筋フェチだよね。略して筋フェチ」

アルミン「この前言ってたじゃないか。"ミカサたんの綺麗に割れたゴツゴツの腹筋たまらんハァハァ"って」

ジャン「言ってねぇ!断じて言ってねぇ!"ミカサたんの美髪クンカクンカしたいハァハァ"とは言ったがな!」

エレン「それはそれでキモいわ」

ライナー「ジャン、お前筋肉ある奴が好きなのか?俺もそっちには自信があるぞ?」

ジャン「やめろ筋肉達磨。俺にそっちの趣味はねぇ」

ライナー「冗談なのに……」

アルミン(君が言うと冗談に聞こえないのは哀しいかな、世間の流れ)

ライナー「そう言う俺は尻フェチだ」

ベルトル「うん。男の尻が好きなんだよね」

アルミン「ライナー、空気を読もう?外の世界にはKYという言葉があってだね?」

ライナー「ノン!ふざけるな!俺はちゃんと女の子のお尻が好きだ!クリスタのあの小ぶりでプリプリなお尻に乗っかられたいと常日頃、夢に見ているんだぞ!」

ジャン「まだホモの方がマシだろ。クリスタの為にも」

エレン「いいや、分かるぞ。一番は脚だけど尻もやばい。俺、この前の訓練の時にドサクサに紛れてアニの尻にタッチ☆しちゃったもん」

アルミン「エレェェェェェェン!!」

ジャン「この……死に急ぎ野郎がァァァァ!」

ベルトル「そんな!本当はか弱いアニの聖なるお尻に触れるなんて……この悪魔の末裔め!そんな僕はこの前サシャのおっぱいを揉んだ!」

ライナー「クリスタのお尻……結婚しよ」

エレン「おい、そこのデカい腰巾着がサラッと凄い事をカミングアウトしたぞ」

ジャン「ベルトルト!お前、胸フェチだったのか!?」

ライナー「いや、でもベルトルトはミスディレクションの能力を駆使して良くサシャのおっぱいをゼロ距離からガン見している」

アルミン「思い切った事したね。エレンみたいに訓練の時に事故を装って?」

ベルトル「ううん。パンで釣ったら揉ませてくれた」

ライナー「ベルトルトォォォォォォ!?」

エレン「このっ……裏切り者がぁぁぁぁ!」

ジャン「卑怯だぞテメェ!………ミカサにエレンの盗撮写真プレゼントしたら腹筋ぺろぺろさせてくれるかな」

アルミン「黙れよキルシュタイン」

ジャン「はい」

ベルトル「はぁ……忘れられないよ。僕の手でさえ覆えない、あの圧倒的なボリューム。罰則で走らされてる時にブルンブルンと震える、あの柔らかい双丘が」

アルミン「サシャは良く食べてるから発育良さそうだもんね」

エレン「待て待て、それを言うならアニの太腿だってやわらけぇんだぞ!」

ライナー「ならばクリスタのお尻もあんなに小さいのにプルンプルンで」

ジャン「はっ!寝言は寝て言え!ミカサの腹筋だってなぁ……あれ?柔らかくない?」

エレン「ところでアルミンは?何フェチなんだよ?」

アルミン「うーん、特に僕はフェチとかないかなぁ」

ジャン「マジか?じゃあどんな子が好みとか、こんな子がタイプとかねぇのかよ」

アルミン「うん。きっと好きになったその子が僕のタイプだと思うから」

ライナー「おぉ!イケメンだな、アルミン!」

アルミン「いやぁ、そんな事ないよ……あっ」

エレン「い?」

ジャン「う?」

ライナー「え?」

ベルトル「おっぱい?」


教官「消灯時間をとうに過ぎた筈の部屋から、おっぱいがどうのと聞こえたが」

教官「誰か説明してもらおうか?」




アニ「ん……?もう朝食の時間なのに男共の姿が見えないね」

ミカサ「コニー。エレンとアルミンを知らない?」

サシャ「ライナーにベルトルト、それにジャンも見えませんね」

コニー「あぁー、あいつ等なんか昨日遅くまで話し込んでた所を教官に見つかって罰則食らってるって」

ミカサ「話し込んでいた?エレン達が何を?」

コニー「俺は寝てたからよく知らねぇんだがよ。脚がハァハァとか、腹筋ペロペロとか、お尻がプリプリとか、あとおっぱいがプルンプルンだとか」



エレン「アルミン。嫌な予感がする」

アルミン「僕は何も知らない……っていうか、もう走れない……」













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