あの満月の夜、触れた貴方の肌は酷く冷たかったけれど。その奥に感じた熱い鼓動は、確かに私の胸中の憎しみを癒してくれた。気付けば欲しくて仕方がなかった。憎しみを超えて、全てを捨てて。それでも私は、貴方を欲した。 [prev:next] [top」