「も、申し訳ありません!!」

俺は咄嗟に元様を抱えて下ろすと、彼から距離をとる。

「ぁ…三臣?」

俺の気持ちなんか全く知らない無垢な元様は俺に手を伸ばすが…
なんて残酷な優しさだ!

「ご、ごめん…男の癖に変な声出しちゃって、気持ち悪かったよな?」

おまけに検討違いの事ばかり言って。
何でこの人はいつもこうなんだ!

「違っ、違いますから、元様その話はもう」

「大丈夫だよ!俺だって男なんだから!ほら!!もう声なんか出さないッ!!」

何を勘違いして突っ走っているのか元様は俺の手を掴むと、自分の胸に導いてぷっくりっ浮かんだ乳首へと押し当てた。

「……ッ!っふ…」

意地っ張りで負けず嫌い。

そんな元様の性格が俺にとっては幸か不幸か。
俺の手の上から手を重ねて乳首を弄っては声を抑え始めた元様は誰から見ても卑猥だ。

「んっ!…ぅん、ん」

次第に俺の手が意思を持って動き出してしまった。
グリグリと突起を捏てみたり引っ掻くように遊んだり、より硬くなるそれが、愛しくて。

「あぁん…ぁは…っ」

ビクンとしなった元様に、俺は思わず我に帰った。



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