「三臣は俺の事が嫌いなんだ…」
欲を含んだ目で見つめていたら、ふて寝した背中からそんな言葉が聞こえてきた。
まったく、この人は…
「ありえません」
「嘘っ!!いじわるばっかりするじゃん」
やめてくれ。
勘違いしてしまう。
「お願いします元様、疑わないで下さい」
「じゃあ好き?」
「…っ、す、好きです」
他意はないんだ、落ち着け!!!!
そんな心の葛藤も知らずにこの人はベットから下りてくると、床にあぐらをかいていた俺の足の上を跨いだ。
…首に両手を回して。
「元様っ!!何を…!!」
「逃げちゃダーメ、ネ、ほらちゃんと俺の名前呼んで」
スキンシップの激しいこの人は時々こんな事をする。
人の気も知らないで。
考えもしないだろうな?
密着した下半身から気が狂いそうな熱が全身を駆け巡っているなど。
「はーやーくー」
「っ、」
ぴょんぴょんと跳ねて急かすその仕草は愛らしいが…柔らかいお尻が俺のものを刺激する。
あぁ…!!やめてくれ!!!!
「ね、三臣、はやく」
俺は少し距離をとろうと元様の胸を押し返そうとしたのだが、
「あっ!!三臣…///手が…」
あろうことか、乳首を中指が押してしまったらしい。
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