は・れ・て!
恋人同士になっちゃいましたぁ!
「ハイ、三臣あーん!」
アイスだって、お口に運んじゃうんだから!
三臣かーわーいーいー!
「元様!自分で食べれ…あ、もう!」
「ほぉら!動くから口の横付いちゃってるよ!」
そんな可愛いと食べちゃうぞこらぁ!
おおかみさんがぱくっ!って!
「わわっ!元様舐めないで下さい…!!」
「三臣黙って!」
「ちょ」
かぷっ。
「ワァァアッ!!元様待って下さい待って下さい」
「…わっ!」
ちょっと唇に噛み付いたくらいでそんなに押し退けなくたっていいじゃん!
なにすんのさぁ!
恋人同士でキスくらい普通でしょ!?
「三臣、俺が嫌いなんだ」
「なっ!なんでそうなるんですか!?」
「じゃあチュウして!」
「それは…っ」
今時、子供だってチュウくらいじゃ照れないのに!
なんでしてくんないんだよぉ!!
「チュウして!」
しぶしぶ。
そんな雰囲気たっぷりに三臣が俺の唇にゆっくり唇を撫で付ける。
「しましたよ」
「…………」
そんだけ?
ちゃんと口開けてたじゃん!!?
舌は!?
入れてくんないの!?
もーやだ!
絶対今日こそヤッてやる!
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