「おはよー!」

まだ6時前なんで、少しはトーンを抑えて下さい。
なんて、その笑顔を前に言えるわけもなく。

「おはようございます、すみませんさっき起きたばかりなので片付けもしてなくて…」

「ぜーんぜん!それに俺寝に来ただけだしー」

「…ハイ?」

俺の横を素通りすると元様は俺のベットヘダイブした。

「ホントに起きたてー!シーツがぬくーい」

「…っ!?」

何をしてんですか!?
人のベットにごろごろと懐いて!!
そんなかわいらしい…!!いや、そうじゃなくて、そんなことより!!

「御自宅で寝られないのですか?」

「んぅ、寝てたんだけど」

「…はぁ」

何故そこで真っ赤になるんですか?
人の枕で顔を隠しても、半分見えてます。

「…っちな…ばっか………寝れなくて」

「元様?」

枕が邪魔でうまく聞こえないのですが。
なんだ?何をそんなに真っ赤に…

「えっち、な、夢ばっか…見て…寝れなくて」

か細い声を紡いで、元様はとうとう顔をすべて覆ってしまった。

……えっち?

俺は理解した瞬間見事にふきだしてしまった。



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