副長は、泣いてる俺を無理矢理部屋に引っ張ってくと、ベットに放り投げた。
それから副長は端っこに腰掛けて俺の頭を優しく撫でて…
「きつかったな」
って、聞いたこともない優しい声で言ってくれた。
俺は副長の腰にしがみついて泣くだけ。
鈴にこんな姿見られたら殺されるなァとか、副長腰細いナ、とか、ぼんやりそんな事考えてた。
「お前がマサと距離置きたいならマジで家来いって炎からの伝言」
…鈴…
総長っつーかダチなんだけどよ、アイツ副長命だからそんな邪魔者増やすようなマネしないと思ってた。
なんか俺今日、涙腺弱っ
ナンダヨ、身長あったって、筋肉あったって俺こんなにダセェのに
アンタなんでそんなにカッコイイんだ
「イカネェヨ」
俺、バカだから。
キツクってもアイツの隣から離れられない。
ムカついたって、許すしかないくらい…
「ん、きつくなったらいつでも来い」
「ふぁい」
楽にナリタイ。
それ以上に、手に入れたい。
無かったコト?
冗談んじゃネェ、毎日言ってわからせてやる。
…毎日チューしてやる。
エ?ダメ!?
「そーいやマサ昨日なんか言ってなかった?告白がどーのって」
「…忘れてた」
あの女まぢメンドクセェ振られても何回も何回も!!
・・・・・俺とオンナジカ。
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