「イヤ、あの…なんつーかその女しつこいっつーか、うざくて。だから好きな奴いるっつったんだけど…」

「ククッ、炎いつもより緊張してる」

・・・・・帰らせて下さい。マヂに。
目だけで続きを促す副長に俺はたじたじ。
全然鋭くないのに獣の目。

俺、小動物状態。

「なんか自分より可愛くないと許さないっつわれて、関係ないと思ったしムカついたけど…女殴るわけにもイカネェシ」

鈴、お前ね、シーツに隠れてるけどシルエットでナニやってるか丸わかりだから今すぐヤメロ。
…イヤ、止めて下さい。

多分、今、穴ホグシテル。

ナニヨリ、副長の体が時折ピクンて痙攣すんのが1番生々しいんだけど!!

「帰ラセテ下サイ」

ごめんなさい。マヂ途中で邪魔して悪かったです土下座しますんで許して下さい。マヂ帰らせて!!

「却下、いいじゃん?AV見ながらしゃべってんのと大してカワンネェヨ」

変わるって!!
全然チゲェヨ!!目の前でヤッテおいてンナ事イウナヨ!!!!

「あ、巻き戻し希望なら言えよ?おんなじ事ヤッテ見せてやるよ」

「イヤ、俺は…」

早送り希望デス。マッハで。つーか再生終了でお願いします。

「なんだよ?アァ、一緒、ヤル?」

クスクスって笑い声と同時、俺はダッシュで逃げ出した。
マヂ無理マヂ無理マヂ無理!!




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