イヤ、実際警戒なんかする必要ネェンダヨ。
四神のチームは争い合わない。

ゼッタイに。

炎だってD≠Twoの総長とは仲イイしな。

「上来いよ、ココだと(炎が邪魔で)落ち着いて話も聞けネェ」

大体、炎が必要以上に由井を毛嫌いするからみんなが警戒すんだよ。

「悪いな」

「俺も行く!!!!」

・・・・言うと思った。

「カズ」

「はいはーい?」

「死んでも上に炎をヤルナ」

「ハイハーイ(笑」

ま、無理だろうけど。

俺は総長vsチームの仲間という一興を横目に由井と上に上がった。



**********


「んで?ドーシタヨ?」

「G-GUNというチームを知っておるか」

なんだ、情報取りに来たダケカ。つまんね。

「東区のチームだろ?中の上ってとこ」

大体、情報なんてオマエの専売特許じゃん?
俺に聞く必要もねぇ…

「では、そのチームの中でDOLLと呼ばれる存在について何か知らぬか?」

DOLL…?
あぁ、ナツキね。

「ナツキ、名字は知らね
チームに入ったのはつい最近、総長に拾われたという噂だ」

「拾われた?」

「ナツキは感情に乏しい、むしろ感情なんてどうでもいいんダロ、アッサリ口説かれたみたいだ」

喧嘩強いんだな、って。
まぁ詳しくは知らないけどな。




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