例えば何かを片すにしても、動かすにしろ
力を持った私達には無い考えの最たるものに『金』がある。
炎が人を動かせるのは
『信頼』そして『力』
主が私を動かすそれは
『魅力』と『主従』
そう、
彼等は形は違えど自分自身で他人を動かす力を持っている。
簡単に言ってしまえば主にせよ炎にせよ、人の上に立つ『器』なのだ。
「ありがとうございました、最後に一ついいでしょうか?」
よくいるのだ。
器も持たずに人の上に立ちたがる者が。
『ふむ、なんじゃ?』
そういった人間が人を動かす場合、必要なもの。
すなわち『金』。
「潜伏している場所の大まかな情報を頂きたいのですが…」
『萌黄にはいつも世話になっておる、パソコンの方へ細かい情報を送ってやろう…無理はするでないぞ』
「お心遣いに感謝いたしますわ」
金、ね。
私の大嫌いなやり方。
へどがでる。
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