パソコンが点滅してる。
メール、ね。
「あんまりいい気はしないんだけどぉ」
急ぎのだったらいけないし、見れる範囲は好きに見ていいって言われてるし。
ちょっとばかりパソコンお借りしまぁす!!
知らないアドレスからね。
どれどれ?
「…………っ、これ!」
私は思わず後を振り返る。
主は起きる気配がない。
とにかくこれは炎に知らせないと!!
『我が神へ
貴方を助けに参ります
貴方を辱めるあの男も
貴方に近すぎる醜い月も
貴方の盾にもなれぬ弱き双子も
すべて消してみせましょう
二日後私は神の御元へ
今はまだ、
愛しさに身を焦がし
この薄暗い倉庫で戦力が揃うのを待つばかりです
早く、私の神に』
気持ち悪いメール!!
誰が醜い月よ!
でも、これは主宛なら熱烈なラブレターだったんだろうけど?
残念ね。
私達から見ればチームへの挑発にしか見えないわよ?
ふふふ。
買ってやろうじゃない?
私の主を勝手に神へと祭り上げた罪と、
私を侮辱した罪は重いわよぉ!!
大体こんなの見せたら炎だって黙ってないんだから!
二日待たずに潰してやる!!
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