陽射しが…随分…
……、…!!
「ぇ…ん…?」
俺の声は弱々しくって、何より起きた途端に襲って来た全身のだるさで泣きたくなった。
喘ぎすぎで枯れた喉と、ヤリ過ぎで引き攣った身体、そしてこのだるさは…
「萌黄君起きた?ダメだよまだ寝てなくちゃ、熱が高いんだから」
やっぱり熱か。
「…ッ、…?」
「え?熱?8度9分あるよ、まだ一時下がらないと思うけど」
下半身に違和感というにはあまりに酷い痛みを感じるから、もしかしたら穴が見るに耐えられない事になってそうだな…
あんま考えたくないけどこの熱も多分……ハァ…
「ぃぁ…、っじ、?」
「お昼だよ、12時過ぎたとこ。お店は休みにしてあるけど」
ったく。
体が動くもんならそのふざけたツラぶん殴ってやるんだけどな。
あいにくと文句の一つもままならないけど。
「夜までに、熱ひくといいね?」
「…?」
「フフッ、今日もいっぱいしてあげる」
何言って…!
無理に決まってんだろうが馬鹿!!
「残念だね?しばらく喧嘩は無理みたい」
ひどく勝ち誇った炎の顔に俺はため息をついた。
そこまでやるか、と。
俺の負けだよ、バカ。
今日は…優しく抱けよ?
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