「クッ…ごめん、萌黄君出そう」
「…ア?アァァアッ!!」
馬鹿炎!
お前が早漏ちゃんみたいなカワイイこと言うから、俺の息子が噴き出しちまったじゃねぇか。
もう、スゲェベタベタ。
つーかぬるぬる?
二人分にしてもすごい量なのは、いつにもまして炎が出しちゃったんだろう。
溜まらせてたかな?
「ヒッ…ふ」
いまだ射精の余韻で痙攣する俺が腰を揺らす。
さっきと全然違って、俺と炎のはぬかるんで動く度に水音をたてる。
「ローションいらずだね」
早くイッちゃったのがそんなに恥ずかしかったのか、炎は頬を染めて苦笑していた。
バカ…ンナ顔するなよ、俺も早漏みたいじゃねぇか。
甘ったれたキスをして、きつく抱き着けば今度は迷いなく炎が俺の中に指を埋めた。
長い、炎の指。
両手で尻を開くみたいに掴んで、左右の人差し指で中を大きく拓かれた。
「ッ!アア゛ッ!!」
無理に拓かれた入口がぱくぱくと動く。
ックソ!加減無しにしやがって!!
「萌黄君が緩くなっても俺は好きだよ」
ニコリと笑う炎の瞳が甘さと狂喜だけを宿して俺を見つめる。
コイツ、本気で今日は俺をがばがばにする気か。
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