将之とキス?

「キスどころか突っ込みます!!(断言)」

俺があんまりキッパリ言ったもんだから、副長はケタケタと笑い出して犯罪だよと呟いた。

「いや、一応和姦の予定なんで」

あーなんか変な話ふっ切れた、まぢに。

「カズが突っ込まれる側になんねーよーに祈っててやるよ」

不吉なコト言うなよ。

「なー、愛してる?」

鈴のコト、
あんたら見とくと男女のカップルのが可笑しいんじゃないかってくらい堂々としてる。
俺はコエェよ。

喧嘩しててもこんな恐怖感じたコトねーもん。

たかが男、たかが兄弟、一戦越えたくて、だけどそのたかががスゲーコエー。

「さぁな」

副長はまた珈琲一口飲んで、スゲェ幸せそうに笑む。鈴はゼッテー抱き着いて『萌黄君』を連発すると思ったのに副長を見つめて静かに微笑んでた。

「ゴチソーサマデス」

いちゃつきやがって!!!!
でも、きっとあんなのが愛って言うんだ。
わかんねーけど。

将之とあんな風に見つめ合っちゃって、微笑みあっちゃって…
ん〜?なんか違う気がするな俺らだと。

微笑みっつーか吹き出しそうっつーか…あーそんな感じ。



大人の恋愛って難しい。




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