「柘榴組、だよね?」
「…………」
「いいよ、答えなくても。知ってるから(笑」
じゃなきゃこんな状況で話す事もないんだけど。
「内布って、お前らのナァニ?」
「……ッッ」
「なんで南に流れてきたわけ?」
「誰が敵になんか…!!」
「ふーん」
ま、ろくな会話なんか期待してないけど。
あぁ、嫌だな。
こーゆー事をしてると、炎の無邪気な笑顔がちらつく。
「……ッッやめ!」
ライターの火がゆらゆら揺れてる。
「ア゛ァァア゛ッ!!!!」
嫌な音と匂い、小さな火は彼の皮膚へと消えた。
あぁ、体温が下がる。
ゴメンナ、炎。
「何回でも聞いてやるよ?内布はお前らの何?」
次は火、消してやらないよ?
「ナメンナ!!誰がテメェなんかに…ッッア゙ァァ!!」
あぁ、炎。
そんな辛い顔して笑うなよ。
「言いたくなったら言ってね?」
「ウ゛ァァアァ゛ッッ」
俺まで辛くなる。
甘いねぇ、まったく。
「熱い!!ヤメッッ!!ぁあ゛っぁあ゛ぁ」
忘れてた、
今はお前のが辛いよね?
ゴメンナ(笑
俺の中にある痛みも優しさも、全部炎のモノだから、お前がどうなっても俺はかまわねェよ。
興味、ナイカラ。
「言う!!話す!!話すからッッッッ!!!!!!」
「いい子だ」
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